我が家にはフライパン問題というものがありまして。 結婚してから14年、 ずっと独身時代に買った22cmのフライパンを使っていました。 これが2人分、いや、我が家の場合は4人家族?ってくらい 大量の野菜炒めを作るので小さかったのです。 大量の野菜を小さなフライパンでちまちま炒めてるもんだから どうも水っぽくなってしまうというかなんというか。 というわけで一発発起、大きなサイズのフライパンを買うことにして 自由が丘のグランシェフという料理道具専門店に出向きました。 でも2cm刻みのサイズの違いに いったいどれを買ったものか途方にくれるワタクシ。。。 ふと「中華鍋もいいかも?」と思いつきました。 なぜかと申しますと、インド料理教室では中華鍋でカレーを作るからです。 インドにはカダイっていうカレーを作るための 中華鍋に似たお鍋があるのだそう。 「中華鍋を買うなら合羽橋道具街」と突如また思いつき パン先生にその旨申し上げますと 「引き出物にもらった使ってない中華鍋でよければ」と 中華鍋、いただいちゃいました。パン先生ありがとうっ。いい人じゃあ。 さっそく中華鍋を使うための空焼き作業です。 放置してあったため錆びてしまったそうで パン先生が錆びを落とそうとした痕跡が残っています。 側面はこうして傾けて焼いていきます。 したらばっ!パン先生!持ち手の塗料まで焼けてしまいました。 ごめん、もう現状復帰で返すことはできなくなってしまったよ。。。 でもそんなことにひるんではいられません。 角度を変えて根気よく焼いていきました。 やっと全体が青灰色になりました。まりちく、がんばりました。 これが「黒サビ」という膜ができた合図なのだそうです。 この膜を作ることで料理の焦げつきがなくなるのだそう。 このあと油をなじませ、くず野菜を炒めて 全工程2時間ほどかかりました。 大変だったけど、今朝、この中華鍋で小松菜の炒め物を作ってみたら 焦げつかないことはもちろん、小さなフライパンでちまちま炒めていたときよりも 野菜がシャキッとしてそりゃもうおいしかったです。 がんばった甲斐がありました。 気をよくしたワタクシは、家にあったフライパン2つもメンテナンス。 焦げを焼き切り、サンドペーパーでこすり落としたあと、 空焼き以降の工程を施し、見事に再生することに成功しました。 左がメンテナンス前のフライパン。 違いは歴然。つるぴかはげまる子ちゃん。 今日、このフライパンで三枚に下ろした秋刀魚を焼いてみたのですが テフロン加工のフライパンで焼いているかのごとし、でした。 道具のよしあしって料理の出来はもちろん、 作る楽しさにも多大な影響を与えるということを 再確認した昨日と今日でございました。 今日はものすごーくいいお天気でした。 風が強くて東京では木枯らし1号が観測されたそうですが 日差しがぽかぽかだったので春の風みたいでした。 夕方の空の美しかったこと!
by mmmtin
| 2008-11-01 23:15
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